管理人です。こんなところまでごらんいただき、まことに お暇な ありがとうございます。m(__)m
ただこの先は管理人の単なるグチです。しかもわかりづらい。


さて、今までFlashMX2004の環境であれやこれや作ってきましたが、このたびFlashCS3というActionScript3やらブラーフィルターやらExternalInterfaceやらが使用可能な"最新"ソフトを入手できたので、試しに作ってみたのがこの作品です。つまるところActionScript3やらブラーフィルターやらExternalInterfaceやらを使ってみたかったと。
でも管理人はいつも貧乏なので、入手したソフトも当然試用版なのです。試用期間は1ヶ月。そして、作ろう!と思い立った時点ですでに試用期間の1/3は過ぎていたので、突貫工事での制作でした。

作ってみて思ったこと。

(あくまでも個人的な所感です)

以下、ActionScript3に関して思うところをつらつらと書いてみます。

管理人が最初にFlashをさわった時はActionScript2だったわけですが、正直ちょっとビミョ〜に感じる所もあるActionScript2であっても、プログラムとかにあまり馴染みのない人にとっては割ととっつきやすかったのではないかと勝手に想像していたりするわけです(失礼に感じる方おられましたらごめんなさい)。
最低限の文法の把握は必要かもしれないけれども、その後は案外直感に従って適当に書いても言語の側で気を利かせてくれてなんとなく動いてくれたりする。オブジェクトにon()で直接スクリプト書けるなんてとてもわかりやすいじゃないですか!そもそも動画のオーサリングソフトな訳ですから、画像や文字を動かしたりするほうが本分なわけですし、スクリプトってのはあくまでもその"補助"だと思っているので。

で、Flash8をすっ飛ばしてFlashCS3を見てみたら、どうやらActionScript3はオブジェクト型言語として華麗な変身を遂げたらしい。というわけで中身を見てみるとクラスの名前はかろうじて残っているものの、中のメンバーもメソッドもなんもかんも全部名前が変わっていてActionScript2とは一切互換性がありません!ということにびっくりしたわけですよ。オブジェクトにon()で直接スクリプトも書けない、on〜のイベントハンドラだって全然ない(JavaScriptにだってあるのに)。いやはや、JavaもMicrosoftも今までしたことがないような事を堂々とやってのけるAdobeさんには正直恐れ入りました。

んでは、このActionScript3の下位互換性の廃止をデメリットとして捉えた場合、じゃあメリットって何なのか、製作者にとってActionScript3がどのような利点をもたらしてくれるのか、という点を考えた場合、どうも「う〜ん」となってしまうんですよ。オーサリングの補助としてのスクリプトとしてはActionScript2でも完成度は十分のように思えます。バージョンアップしてより洗練された、しかしながらはっきりいって以前とは別物のスクリプトにして喜ぶのはいったい誰なのか???

正直いって自分にはAdobeさんの自己満足にしか思えないんですよねえ・・・

現時点でのFlashの最新版であるCS3にはActionScript3とActionScript2の何と両方が搭載されています。ただし、その両方を"混在させて"使用することはできず、制作開始時点で何れかを選択する形になります。
どちらを選択するかはユーザの手に委ねるというAdobeさんなりの考えなのかもしれませんが、このなんともグレーな状態はいったいいつまで続くのでしょうか・・・


#ちなみにFlash使用者の方々は、もう1年以上も前にこのような議論をされていました
http://www.flash-jp.com/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=5211&forum=20
みなさんの声は届いたのでしょうか・・・


2007/10/31 ISHK-HP管理人